早稲田神社

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神事や祭礼 / 2025.10.09 更新
令和7年10月18日(土)奉納神楽

18:30~

奉納神楽演目

①潮祓(しおはらい)  
②天慶(てんぎょう)
③葛城山(かつらぎやま)
④八岐の大蛇(やまたのおろち)
⑤恵比寿(えびす)

富士神楽団プロフィール

富士神楽団の発足は明治年間、石見神楽矢上系の神楽団から教えて頂いたと伝えられ ています。 その後、昭和26年に安芸高田市(旧美土里町)の神楽団より八調子新舞の教えを受け 「悪狐伝」などを舞始めました。 昭和45年には富士神社に神楽を奉納していた、境・茅ヶ原地区の神楽団と合併し、 現在の富士神楽団になりました。 近年では、競演大会、県内各地の奉納神楽、各種イベント、老人ホームなどで披露 する機会が増えており、若い団員から、ベテランまで一丸となって「感動ある神楽」 を目指し活動しています。

演目あらすじ

天慶(てんぎょう)

承平(しょうへい)5年、坂東武者・平将門は、策略をもって父の所領を奪った叔父・平国香(たいらのくにか)を討ち取り、その所領を取り返します。さらに将門軍は勢力を増し、常陸(ひたち)、下野(しもつけ)、上野(こうずけ)の国などを陥落させ、遂に坂東八国を掌握し、下総国(しもふさのくに)に王城を建築し、自らを「新皇」と名乗り、大和朝廷との対立を深めていきます。将門の謀反を知った平国香の嫡子・貞盛は朝廷の勅命を受け、下野押領使(しもつけのおうりょうし)藤原秀郷の軍と共に将門征伐に向かい、天慶3年2月壮絶な戦いの末、ついに将門を討ち取ります。此の後、都に持ち帰られた将門の首はm七条河原に晒されて色々な伝説が語られるようになりますが、神楽では将門の娘「滝夜叉姫」の物語へと続いて行きます。

葛城山(かつらぎやま)

大和国・葛城山に古くから住んでいたという土蜘蛛の精魂は、源頼光が重い病になったと聞き、頼光の侍女・胡蝶を取り喰らい胡蝶の姿へと化身をします。典薬守からもらい受けた薬を毒薬に替え頼光に飲ませ襲い掛かろうとしたとき、胡蝶の正体に気付いた頼光は、枕元にあった源家の宝刀「膝丸」で斬りつけると土蜘蛛の精魂は手傷を負い、葛城山へと逃げ帰ります。頼光はその太刀を「蜘蛛斬丸」と改めて四天王に授け、葛城山の土蜘蛛征伐を命じます。四天王は土蜘蛛の流血のあとを追って葛城山にたどり着き、土蜘蛛の妖術に苦戦しながらも、激闘の末めでたく土蜘蛛を退治します。

八岐の大蛇(やまたのおろち)

日頃の悪行により天照大神をはじめとする高天原の神々に高天原を追われた 素戔嗚尊(スサノウノミコト)は、諸国を放浪し、出雲の国の斐の川の川上で嘆き 悲しんでいる足名椎、手名椎、奇稲田姫に出会います。その訳を聞いた尊は、 奇稲田姫を妻にする事を条件に大蛇退治を決意し、夫婦に毒酒の用意をさせます。  すると群雲ともに大蛇が現れ、毒酒を飲み酔い伏してしまいます。尊は不意を付き、 大蛇との壮絶な戦いの末、大蛇を切り裂き見事大蛇を退治します。その時、大蛇の 尾から一振りの剣が表れます。尊はこの剣を「天叢雲剣」(アメノムラクモノツルギ) と名づけ、天照大神に献上します。

恵比寿

「恵比寿」は美保神社の祭神で、古くは豊漁の神。のち七福神の一人として、生業 を守り、福をもたらす神とされています。 この神楽は、大国主命(オオクニヌシノミコト)の御子である事代主命(コトシロヌシ ノミコト)の神徳を讃えたもので、恵比寿の釣り場面を主体に舞われるのが通例で、 恵比寿の福神面とともに身振り手不利も面白く、おめでたい舞として結婚式や 祝賀式で舞われることの多い舞です。