早稲田神社

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日本のしきたり / 2021.06.20 更新
【小暑】7月7日(水)~

しょうしょ。二十四節気の第11節目、晩夏の前半で6つに分けられた夏の5番目。
令和3年の今年は、7月7日(水)~7月21日(水)
梅雨が明け、暑さが本格的になっていく時期。
 梅干しを作るのにちょうどよい季節で、塩漬けした梅を夏の土用に三日三晩干すことを土用干しとも言います。

早稲田神社の月次祭にお供え頂いた梅干し

初候【温風至】

あつかぜ、いたる
令和3年7月7日(火)〜

梅雨が明けて吹く南風に乗って熱気がやって来る時期。この風は白南風(しろはえ)と呼ばれています。

 

次候【蓮始開】

はす、はじめてひらく
令和3年7月12日(月)〜

蓮の花が咲き始める時期。蓮の花は早朝に咲き始め、昼には閉じることを3日間繰り返し、4日目には夕方まで咲き続けて散ります。

末候【鷹乃学習】

たか、すなわちわざをならう
令和3年7月17日(土)~

鷹の雛が巣立ちの準備を始めるため、鷹が親子連れで空を舞うのが見られる時期。

◆野菜◆

インゲン

1年に3回収穫できますが、この時期のものが最も美味しいと言われています。
およそ90%が水分で、抗酸化に働くビタミンをバランスよく含んでいます。このほか、全9種類の必須アミノ酸をすべて含んでいたり、カリウムや食物繊維も多く含み老廃物の排出を促進してくれます。暑さで食欲が減退したり、疲労が蓄積したりするこの時期に良い野菜です。

早稲田神社の畑で獲れたインゲン
早稲田神社の畑で獲れたインゲン

季語では秋に分類されますが、旬はこの時期です。弥生時代に日本に渡来したと言われる果物です。果肉には水溶性食物繊維であるペクチンを多く含み、その整腸作用から美肌効果が期待されます。皮の近くには抗菌抗ウイルス作用があると言われるカテキンを多く含みます。新鮮なものは洗って皮ごと食べることができます。

早稲田神社7月月次祭のお供えの桃
早稲田神社7月月次祭のお供えした桃

 

◆風物詩◆

七夕 たなばた

 五節句の一つで旧暦の7月7日に織姫と彦星が1年に1回会うことを赦された七夕伝説に由来します。短冊に願い事を書くのは、もともと、機織りの上手だった織姫に裁縫や手芸の上達をお願いしていたことに由来しているようです。
 旧暦ではお盆前に当たること、七夕飾りを川に流す風習があることから、お盆前の禊の儀式と言われています。
 ※禊:神事の前に川や海水で罪や穢れを落とし身を清める儀式

土用入り

 立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を土用といい、令和三年の今年、立秋前、夏の土用入りは7月19日。土用の期間は土の気が盛んになるので土を動かす作業には障りがあるとされています。夏の土用の丑の日には、鰻を食べる風習があります。

虫干し

 梅雨が明け、台風が来る前の晴天の多いこの時期には、衣類や書物を日光に当てたり、風を通したりして、湿気を除いて、カビや虫が発生するのを防ぎます。