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「年送り」と「年迎え」

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この時期になると、いよいよ歳末の慌ただしさを感じてきます。
ご家庭では、年末の大掃除に年越しと新年へ向けての準備が山積みではないでしょうか。お仕事では年末の追い上げと挨拶回り、スケジュールを組むのもひと苦労ですね。
つい、いそがしいという気分になってしまうものです。
「いそがしい(忙)という字は、心を亡くすと書きます。言葉には言霊(ことだま)というものが含まれるので、よくよく注意して使いなさい。」とは、生前の母の言葉。
バタバタしても心は失わないように、気を付けたいものです。

ここ早稲田神社の境内では、緩やかに時が流れます。
皆さまいかがお過ごしですか。早稲田神社通信です。

「言霊の国」

日本では言葉の持つ霊的な力が伝統的に信じられてきました。
「忌み言葉」といって、神聖な場所では使ってはいけないとされる言葉も存在します。沖言葉は漁師のしきたり。山言葉は猟師のしきたり。夜は神聖で特別な空間時間と考えられていたために、夜言葉(よことば)というものもあります。
そして言葉の響きにも意味を重ねてきました。行事やしきたりなどは、この響きによって決められて来たものが多く見られます。

門松と注連飾り、そして鏡餅などの飾り物を飾る日は、二十九は「二重苦」「苦の日」であるとして十八、三十日に飾るのが良いとされます。三十一は「一夜飾り」とされており、神様をあわただしく迎えるのは避けたいものです。

また、文字のつくりにも、それぞれ意図するところがあるのが、漢字国である日本や中国特有の文化です。元旦という言葉は、元は一年の一日目。旦は太陽(日)が、地平線(一)から昇るさまを象った文字です。

「初詣」

年神さまは初日の出とともにやってくると考えられています。初日に手を合わせ拝む行為もここに由来します。
年神さまは松の内(1/7あるいは1/15)までいらっしゃいます。その年神さまに、新年のご挨拶に伺うのが、初詣の由縁です。新しい年の安心と幸をお祈りしましょう。

初詣に参った際には、色々な縁起小物がありますね。その代表的なものが破魔矢です。

「破魔矢」
かつては破魔弓と一式でした。作物の豊穣を占う弓射りが起源です。やがて矢だけが厄矢や魔を射る縁起物になり、家内安全、無病息災のお守りとなりました。元々「ハマ」は競技に用いられる的のことを指し、これを射る矢を「はま矢(浜矢)」、弓を「はま弓(浜弓)」と呼びました。「はま」が「破魔」に通じるとして、正月に男児のいる家に弓矢を組み合わせた玩具を贈る風習が生まれました。(因みに女児には羽子板を贈る)後に、一年の好運を射止める縁起物として初詣で授与されるようになったのです。

「絵馬」
馬は神様の乗り物として神聖視され、祭祀の際に生きた馬を奉納する習慣がありました。やがて板に馬の絵を描いて祈願や祈願成就の際に奉納するようになったのが始まりです。生きた馬を奉納するのは非常に大変なことなので、木、紙、土などで作った馬で代用するようになり、馬を絵に描いた「絵馬」が主流になっていきました。
破魔矢にも、この絵馬が付いていますね。お正月の縁起物なので宝船の絵が描かれています。他にも祈願の内容によって、色々な絵が描かれたものがあります。用途にあったものをお選び下さい。

「鈴」
「涼やか」に通じ、鳴らす人の身を浄め、その清らかな音に神様が気付いて下さるといわれます。破魔矢には鈴が付いています。チリンチリンという音が、初詣の帰り道に心地よく、元日の風物詩として心に響きます。


今年もたくさんの方々にご参拝頂きました。ご祈願ご祈祷に来られる方はもちろんのこと、どんな方もわざわざお越し下さることに、感慨深く思い起こされます。
定期的にご参拝頂いている、養護学級の児童の皆さまの純粋できらきらと輝いているお姿。小高い山の手にある神社へのご参拝に、息を切らせて、少し休憩されて行かれたご高齢の方。ひとつひとつの光景が、今も鮮やかに印象として残ります。
どうぞ皆さまが、ご無事でお健やかにお過ごし下さることを心よりお祈りいたします。また元気なお姿でご参拝下さい。心よりお待ち申し上げます。
一年間有難うございました。そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。

早稲田神社通信

撮影協力:Yoji Ishikawa
https://instagram.com/riverwest_2?igshid=nqntdfawu7iq

【お知らせ】
令和元年12月31日 23:30~ 大はらい祭
令和2年 1月 1日 10:00~ 元旦祭
・三が日の新年祈願祭(家内安全祈願祭、厄除祈願祭、合格祈願祭など)
  受付:8:00~18:00(元旦祭の時間帯を除く)予約不要。
令和2年1月4日 事業所祈願(要予約)
令和2年1月5日 10:00~ あおぞらふれあい市

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