早稲田神社

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神事や祭礼・早稲田神社について・日本のしきたり / 2018.02.04 更新
ご祈願を受けられるときの拝礼の流れ

今回は神社参拝の作法(拝殿内での参拝)についてお話します。

初宮参り、七五三など特別に祈願したい時は、正式参拝を行います。

最初はお祓い 修祓(しゅうばつ)から

初穂料を納めると、神殿の手前の拝殿に案内されます。そこで、神職によりまずお祓いを、次に祝詞奏上を受け、最後に玉串奉奠(ほうてん)を行います。

このお祓いを修祓(しゅうばつ)と言い、神をお招きする前にまず我々の心身の罪穢れを祓います。神職が、頭の上で大麻(おおぬさ、紙垂が付いた木)右左右と振り、その間頭を下げておきます。

祝詞奏上は、神をたたえ感謝し祈ります。言葉を発することにより、言葉に含まれる霊力がその言葉どおりの状態を実現すると言われています。

祝詞は大和言葉で書かれており、奏上は神の名と徳をたたえてから、祭りの意図を申し上げて、神饌(神様にお供えする飲食物)の献上を報告し、ご加護をいただけるようにお願いします。

玉串の捧げ方

最後に玉串を捧げます。

玉串は、榊の小枝に紙垂を付けたもので、神と人との間を取り持ち、願い事を神に伝えてくれると言われています。

玉串の捧げ方は、次の通りです。

  • 神職から、渡されるときに軽く礼を行い、上から右手で根元を、下から左手で穂先を支え、両方のひじを張り、穂先を少し高くして胸の前で捧げます。
  • 神前の案(あん、机のこと)の前まで、そのまま進み、軽く礼をします。
  • 穂先を時計廻りに90度回しながら真っ直ぐ立て、左手を根元まで下げてしばらくの間祈念します。
  • 右手で玉串の中ほどを下から支え、さらに時計廻りに回して根元を神前に向け、左手を右手の下に添え、そのまま案の上に置きます。
  • 最後に、二礼二拍手一拝を行い、軽く礼をして、元の席に戻ります。

以上が各種祈願に参られた方の本殿内での参拝作法です。

早稲田神社では、大体30分ほどのお時間でここまでの流れを行います。

祈願を受けられる際の参考になさってください。