早稲田神社

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神事や祭礼・早稲田神社について・日本のしきたり / 2017.10.20 更新
これであなたも祈願マスター! 代表的な祈願の種類13選

秋祭りが終わればもうすぐ11月となります。
11月は七五三や亥の子祭りのシーズンです。
3歳、5歳、7歳のお子様がいらっしゃるご家庭では、着物の予約や神社での祈願の予約などお忙しくなられてることでしょう。
早稲田神社でもご予約される方が増えてきています。

さて、七五三と言えばかなり有名な神社でのご祈願ですが、みなさまは他にどんなご祈願があるかはご存知ですか?

今回の早稲田神社通信では、代表的なご祈願の種類をご紹介いたします! この機会に、ご祈願博士になってしまいましょう♪

代表的な祈願の種類

・安産祈願(帯祝い)
妊娠5ヶ月目付近の戌の日に行われます。犬が多産でお産が軽いことにあやかって戌の日に安産を祈願するようになりました。
この時、腹帯もお祓いしてもらうことが多い為、帯祝いとも言います。最近ではマタニティベルトをお持ちいただく妊婦さんが多いです。

・七夜の祝い(命名の祝い)
赤ちゃんが生まれてから7日目に行う祝いです。昔は産後数日以内に亡くなってしまう新生児が多く、7日をひとつの区切りとして無事出産できたことを神様に感謝します。この日に命名をするのが古来の習わしです。命名書は神棚に掲げて神様に報告いたします。

・初宮詣り(お宮参り)
赤ちゃんが生まれて初めて神社に参拝することです。健やかな成長を祈ります。大体生後30日過ぎた頃に行う地域が多いです。

・お食い初め(百日≪ももか≫の祝い)
生後100日頃一生食べるものに不自由しないようにという祈りを込めて、米を一粒、二粒口にあてて食べる真似をさせます。また、歯が丈夫になるようにと石を膳の上におく地域が多いです。

・虫封じ
赤ちゃんは体調が不安定で熱が出ることも多く、不機嫌になったり夜泣きで親を困らせてしまうことが多いです。昔はそういった赤ちゃんの様子を「癪の虫」と言い、身にとりつく悪い虫のせいだとされていました。その虫を取り除き、健康を祈る祈願を虫封じと呼びます。

・七五三詣
3歳、5歳、7歳に行う健やかな成長を願う祈願です。11月15日に行うのが習わしですが、近年は前倒しして10月頃から11月末にかけてご祈願に来られる方が多いです。「三つ子の魂百まで」というように、この時期は成長期の中でも重要な時期だからこそ、神社にお参りして子どもの成長を祈る風習となりました。

・十三詣
小学生から中学生になる数え13歳の時に行う祈願です。学業成就や将来の幸福を祈ります。子どもから大人へと成長していく転換期として重要な時期だからこそ、祈願をされる方が多くいらっしゃいます。

・厄除け
人の生涯の節目として心身の苦労・病気・災厄が起きやすい年を厄年と言います。災厄を免れ、健やかな暮らしをおくれるように祈願いたします。また、かつては災い転じて福となすという日本独自の考え方から、厄祝いと言われることもありました。

・地鎮祭
土地に新しい建物を建てる際に行われる祈願です。工事中の安全と出来上がった建物が運気の良いものとなるように祈ります。

・家祓い
新しく建てた家に住み始める際や、引っ越しを行う際に行われる祈願です。家の邪気を祓い清め、住む人の健康や安全、さらなる発展を祈ります。

・家内安全
家族の健康・学業や仕事の成就・災い除けの祈願です。年が変わる節目や、身近に不幸が多い時などに行われます。

・学業成就(合格祈願)
中学・高校・大学と受験の合格を祈る祈願です。また、資格試験の際にもご利益がある為、社会人の方からの祈願依頼も多くあります。

・交通安全祈願
事故を避け、安全に暮らせることを祈る祈願です。最近ですと、子どもの進学に合わせて祈願を希望される方が多くいらっしゃいます。

おわりに

いかがでしたか?
代表的な祈願だけでもこれだけの数があります。
もし、これからの人生の中で自分に合うご祈願がある時には、ぜひお近くの神社にご祈願に参られてみて下さい。

心機一転と四字熟語がある通り、心の切り替わりは大きく暮らしに影響するものです。祈願を通して気持ちが切り替わり、良い方向に暮らしが改善される方も多くいらっしゃいます。

みなさまも暮らしの中に祈願を取り入れてみてはいかがでしょうか?