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ちょっと人に話したくなる、花火のうんちく3連発! -「た~まや~」の掛け声の由来と隠された意外な真実とは!?-

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先日は花火大会がなぜ夏に行われるのかをご紹介させて頂きました。
暴れん坊将軍でおなじみの徳川吉宗が鎮魂の送り火として開催した花火大会が今日まで約300年も続いているなんてすごいですよね。

とはいえ、人に話すにはちょっとしんみりとしてしまうお話でもありました。
そこで、今回はちょっと人に話したくなる、花火のうんちくをご紹介していきます!

①花火の「ヒュ~~~」っていう音が鳴る理由とは?

花火が上がる時、「ヒュ~~~~ッ」という音を聞くことがありますよね?
打ちあがった花火が天に昇っていくのに合わせて鳴るのを聞くと
「おっ、そろそろ開くぞ~」
と期待感を見事にあおってくれる、あの音です。

この音ですが、花火が空気中を切り裂く際になる音……ではなくっ!
花火自体に取り付けられた笛が鳴っている音なんです。

曲導(きょくどう)と呼ばれる仕掛けで、メイン格の花火に取り付けて観客に期待をしてもらう演出の為に、わざと鳴らしているとのこと。
職人の粋な演出ですね!

「大きな玉を高く飛ばすときに空気を切り裂く音なんだよ!」
って、昔言われて信じてた自分がちょっと恥ずかしいです。

②東京タワーを楽々見下ろす!? 知られざる花火の高度!

夜空を彩る花火。では、実際にどれほどの高さまで空に上がっているのかご存知ですか?花火のサイズは昔ながらの「尺(しゃく)「寸(すん)」で計算されています。
1寸は約3.03cmで1号。打ち上げ花火では2寸=2号以降の大きさの花火がメインです。

実は、この2号の花火でも開いた時には直径100mもの花を咲かせます。
直径6センチの球がそんな範囲に広がるとか、すごい爆発力ですよね。

このように、小さくても開いた時の直径が大きい為、打ち上げる高さはかなり必要になります。

5号(約15㎝)の玉で東京ドームと同じ180mもの直径で開く為、打ち上げる時には200mほどの高さまで打ち上げます。

これが、花火大会のメインを飾る1尺玉(直径30㎝)になると打ち上げ高度で350mほど、直径280mもの花が咲きます。東京タワーと同じぐらいの高さまで打ち上げてるなんて驚きですよね。

さらに上の3尺玉(直径90㎝)だと打ち上げ高度は600m!!
スカイツリーと同等の高さです。しかも、そこから直径600mもの大輪の花を咲かせます。
想像以上の規模に驚いてしまいますよね。

③「た~まや~」の掛け声の由来と隠された意外な真実とは!?

最後のうんちくは、花火の掛け声に関してです。
最近は言う人も減ってきましたが、花火が開いたら「た~まや~」と言う掛け声を
言うのが風習ですよね。

先日ご紹介した花火大会の元祖、両国の川開きにおいて「玉屋」と「鍵屋」が川の上と下で競って花火を上げたことから、それぞれの花火師を「た~まや~」「か~ぎや~」という掛け声で応援したのが由来です。

ですが「か~ぎや~」の方は知らない人の方が多いぐらい、掛け声としては残っていないです。これは、それだけ当時の玉屋の腕がよかったこと、掛け声として「た~まや~」の方が言いやすかったことなどが理由と言われています。

しかし、この玉屋ですが1810年の両国の川開きから1843年までの35年間の1代限りで失脚してしまいます。江戸で大火事を起こし追放されてしまったからです。

掛け声だけが残っているからこそ、なんだか物悲しい気がしますよね。

ちなみにですが、鍵屋は現在15代目の女性花火師が頑張っています。

以上、人に話したくなる花火のうんちくを3つご紹介しました。

ぜひ、家族の方や友達などにお話ししてみてください。
今年は宮島水中花火大会が26日の土曜日になので、チャンスですよ!

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